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TOPICSトピックス

2021.01.11
プレスリリース

「層状リン酸カルシウムへの蛍光性テトラカルボン酸の導入に成功」 ― 分子レベルで機能を設計した次世代人工骨の開発に期待 ―

東京医科歯科大学生体材料工学研究所無機生体材料学分野の横井太史准教授と川下将一教授の研究グループは、一般財団法人ファインセラミックスセンター、名古屋大学、大阪大学、東北大学との共同研究で、人工骨の素材として期待されている層状リン酸カルシウムの結晶の中に蛍光性テトラカルボン酸を導入した新規材料の合成に成功しました。

<ポイント>
・人工骨の素材として注目されている層状リン酸カルシウムを分子レベルで有機修飾する技術を高度化し、蛍光性テトラカルボン酸を結晶の中に導入した層状リン酸カルシウムの合成に成功しました。
・蛍光性テトラカルボン酸を導入した層状リン酸カルシウムが紫外線照射下で美しい青色発光を示すことを実証しました。
・機能性有機分子を導入した層状リン酸カルシウムは、分子レベルで機能を設計した多機能次世代人工骨として利用できると期待されます。

詳しくは下記URLをご覧ください。
http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20210112-1.pdf