閉じる

TOPICSトピックス

2021.05.26
プレスリリース

高校生の研究が出発点!室温で磁石になる材料「強磁性半導体」を発見!

 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院理学研究科の寺崎一郎教授らの研究グループは、パラジウム酸鉛に鉄とリチウムを少量、共置換することによって400℃以上の高温から磁石になる材料「強磁性半導体セラミックス」を発見しました。

<ポイント>
・400℃以上の高温から強磁性を示す「強磁性半導体セラミックス」を発見した。
・PbPd0.95Fe0.05O2はほぼ磁性を示さず、非磁性イオンであるLiを2%置換すると高温から強磁性が発現する。この物質は、従来の理論では説明できないほど高い強磁性転移温度を持ち、強磁性メカニズムは道である。
・今回開発された「強磁性半導体セラミックス」は、グラム単位のセラミックスでの作成が可能で、永久磁石にくっつくという巨視的で明白な応答を示す。
・本研究は、より省電力でより高速な電子機器が開発され、持続可能な開発目標の達成への貢献が期待される。

詳しくは下記URLをご覧ください。
https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20210602_sci.pdf