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TOPICSトピックス

2021.07.24
プレスリリース

世界初!室温で右巻き・左巻き円偏光発光を自在に切替~次世代量子通信の光源技術としての応用に期待~

 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院工学研究科の蒲 江助教、竹延大志教授らの研究グループは、京都大学エネルギー理工学研究所の松田一成教授、宮内雄平教授、東京都立大学の宮田耕充准教授らの研究グループと共同研究で、原子スケールの厚みを持つ半導体に歪みを与えることで、世界で初めて、室温に置いて右巻き・左巻き円偏光発光を電気的に生成及び切替可能な発光デバイスの実現に成功しました。

<ポイント>
・特殊な光電子物性を有する原子層半導体において、歪みを与えることで、室温で円偏光発光を生成可能な発光デバイスの作製に成功。
・デバイスの歪み方向や電場(電流)方向を変えることで、右巻き円偏光と左巻き円偏光を制御するメカニズムを提唱し、初めて室温において円偏光発光の二色比の電気的な切替に成功。
・円偏光とスピンの変換を利用した量子情報通信の光源技術としての応用に期待。

詳しくは下記URLをご覧ください。
https://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20210727_engg.pdf